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「このブログに書いてあることは忘れてください」:あなたの子育てを、もっとラクに

  • 執筆者の写真: オペラント 合同会社
    オペラント 合同会社
  • 6月6日
  • 読了時間: 3分

更新日:6月16日


子育てや教育にまつわる心理学的な知識は、きっとあなたの助けになるでしょう。私もこのブログで、心理士としての視点から様々なヒントをお伝えしていきたいと思っています。


でも、今日、この記事でお伝えしたいのは、「このブログに書いてあること(そして、他の情報も)を、一旦忘れてください」ということです。



「正しい情報」が、あなたを苦しめる時

心理学の知識は、こどもの行動の背景を理解したり、親子関係をより良くしたりするための強力なツールです。例えば、「共感的な声かけが大切」「ポジティブな注目が子どもの自己肯定感を育む」といった情報は、きっと多くの書籍やメディアで目にすることでしょう。


それは、心理学的に正しい情報です。


しかし、もしあなたが、そうした「正しいこと」を愚直に、完璧に守ろうとしすぎているとしたらどうでしょうか?


  • 「いつも共感的に話さなきゃ」

  • 「ポジティブな言葉しか使っちゃいけない」

  • 「ネガティブな感情を見せてはいけない」


頭ではわかっていても、現実はいつも理想通りにはいきません。疲れていたり、イライラしていたりする時もあります。そんな時、「理想の子育てができていない」と自分を責めて、かえって苦しくなってしまうことはありませんか?


正しいことは「地図」、完璧は「ゴール」じゃない


心理学的な情報は、子育ての「地図」のようなものです。目的地へたどり着くための道筋や、気を付けるべきポイントを示してくれる、とても便利な道具です。

でも、地図はあくまで地図。実際に旅をするのはあなたたちです。


  • 地図通りに進めない日があってもいい。

  • 時には寄り道したり、立ち止まったりしてもいい。

  • そもそも、地図を片時も手放さず、一歩たりともずれることなく進むなんて、不可能です。


子育てに「完璧なゴール」はありません。そして、完璧な親も存在しません。むしろ、完璧を目指しすぎることが、こどもと過ごす喜びを奪ってしまうことがあります。

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「忘れる」ことで、本当に大切なものが浮き彫りになる


このブログに書いてあることを「忘れてください」とあえてお伝えするのは、あなたが情報に縛られず、ご自身の感覚や、お子さんとの関係性、そして何よりもあなた自身に意識を向けてほしいからです。


完璧な心理学的手法を実践することよりも大切なのは、目の前のお子さんと向き合い、その時々にできる最善を尽くすこと。そして、うまくいかないことがあっても、自分自身を責めすぎないことです。


心理学の知識は、あなたの「選択肢」を増やすためのものです。「こうすればいい」という唯一の正解ではなく、「こんな見方もあるんだ」「こんなアプローチもあるんだな」と、引き出しを増やす感覚で受け取ってみてください。


そして、その引き出しを、必要に応じて開いたり、閉じたりする「自由」を、あなた自身に与えてあげてください。

私たちは皆、完璧ではない人間です。心理学の知識も、あなたの子育てをサポートするツールの一つにすぎません。


「べき」で日々を過ごすか、「正しいこと」を一旦忘れ肩の力を抜いて過ごすか。正しい子育てよりも楽しい子育てができるようお手伝いできればと願っております。


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さて今日は、親子で寝転がっておやつを食べましょうか、それともお片付けなんてしないでずーっと遊んじゃいましょうか。


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